ギターを始める0からの話#4(エレキギターおまけ編)
- 同じ木材でも質や状態の違い
- その他、細々したパーツ類の影響
- ギター本体の構造の違い(ストラトか、テレキャスか、等)
- 塗装の種類、状態
- 組み込みの強度、角度
- 使用するアンプの種類、状態
木材
最初の1本で考えると、ここまでは気にする必要は無いのかなとも思いますが、一応ざっと書いてみます。
実際、使われる木材は音に大きく影響します。
あと価格にもかなり影響します。貴重な木材は高額という事です。考え方次第では、価格で音の良し悪しは判断しきれないとも思います。
一般的には、ボディ、ネック、指板がよくみられるポイントです。
ボディ材
系材名 | 出音の影響 | 印象 |
---|---|---|
アルダー(Alder) | 中音域にピーク | 少し前までは低価格帯にも使われてた気がするが、最近減ってきてるように感じる。 |
バスウッド(Basswood) | フラット | 最近の低価格帯によく使われている。アルダーの代用という感じだが、結構使えるらしい。 |
アッシュ(Ash) | 低域、高域にピーク | 一般的にはホワイトアッシュという種類のものをさす。 別でもう一種スワンプアッシュというものがある。ホワイトアッシュと比べて軽量、中高域よりにピークがあるのでギターと相性がいいが、低価格帯ではあまり見ない印象。 |
マホガニー(Mahogany) | 中低域にピーク | Gibson系の2ハム仕様に使われる印象。細かく色々な種類があって、産地でグレード分けされてるらしいが、別に気にしなくてもいい気はする。 代用材でもマホガニーと表記される事があるみたいなので、低価格帯のものは少し注意。 |
ネック材
材名 | 出音の影響 | 印象 |
---|---|---|
メイプル | クリア、アタック感が強い | 超定番。硬くて丈夫なので、負荷がよくかかるネックに使用するのに安心。 |
マホガニー | 柔らかい、ややぼやけた感じ | Gibson系に使われる。それ以外に使われる事もあるみたいだが、ちょっと特殊な仕様。 |
指板(フィンガーボード)
材名 | 出音の影響 | 印象 |
---|---|---|
メイプル | クリア、アタックが感が強い、レスポンスよく音が跳ね返ってくる感じ。 | かなりレスポンスよく音が反応するので、上手い人が弾けば、上手さが際立ち。下手な人が弾けば、下手さが際立つ。 |
ローズ | 粘りのある音、レスポンスはメイプルに劣るが、太く強く音が跳ね返ってくる感じ。 | 安定して使いやすいイメージ。 太く粘りある音色は魅力的。 |
大まかですが、定番としてはこんな感じだと思います。
これ以外にも色々な木材がありますが、最初の1本を選ぶ上では無視していいと思います。
私はここは「多分こんな感じの音がするんだろうな」とある程度の予想をするぐらいで考えています。
実際の出音は、必ずしも上で書いた表の通りでは無い事がよくあるからです。
私自身の経験則での話ですが、おそらく
等が複雑に影響するのだと思います。それが個体差と言われるものなんでしょう。
結局は、出た音を自分がうまく扱ってやるしか無いって事なのかもしれません。